
マンションのキッチンリフォームは注意点がいくつかありまして、さまざまなことを考えながら施工を依頼しなければなりません。
マンションのキッチンリフォーム注意点
まず大きな注意点としてあるのが戸建てのリフォームで出来ることが出来ない場合が多々あります。
自分はこのように変更したいけどマンションの構造上の問題であったり、管理規約上のことでどうしても出来ないことがあります。
例えば床材を変更すること、キッチンの移動、IHヒーターへの変更等がありまして、制約がある中でキッチンリフォームをしなければなりません。
マンションはキッチンを移動できない場合が多いのですが、その理由としてあるのが床下の排水管が天井裏を通っていると動かすことができないからです。
比較的新しく建てられている場合は床下はスペースがある作りになっていますが、1980年代以前だと構造的に移動させることが難しいので事前に図面で確認しておく必要があるでしょう。
管理規約はきちんと確認しよう
また何故床材が変えられないのかといった疑問ですが、これは管理規約の問題が大きいです。
管理規約の中にはリフォームをする場合のことも記載されていまして、この中には防音規定があるので基準を満たしていないとリフォームを行うことができず、希望している床材に変えられない場合が多々あるのです。
その他にも電気の容量、ガス給湯器のサイズ、工事期間、騒音防止のための遮音等級といったさまざまな制約があるため事前に管理規約をしっかりと読んでおくことと管理組合に相談したり、承認してもらったりする必要もあります。
全体のバランスを考えることも大切
このような基本的な注意点の他にもいくつかありまして、キッチンを広くしたいといった理由でリフォームした場合に問題によくなるのが、逆にリビングが狭くなってしまったという問題です。
キッチンの使い勝手を考えるばかりに全体のバランスが崩れてしまったということになのですが、全体のバランスを考える際はリフォームしたい場所のレイアウトだけではなく図面で確認しなければなりません。
マンションのリフォームが得意な会社を選ぼう
そして何よりも大事になるのがリフォーム会社選びとなり、マンションのリフォームが得意な会社に頼まなければいけません。
単純に工事をするのが上手いだけではなく構造や管理規約を熟知している必要があり、管理組合や周辺や近所との付き合いもあるので、そういった部分が上手い会社でないといけません。
このようにマンションのキッチンリフォームをする場合は管理規約や構造の問題があるので少し複雑となっており、その部分を理解した上でリフォームをしないといけません。