
キッチンのリフォームを行う際に工務店がどれだけの利益を得ているのか気になる人は多いものです。
システムキッチンの工務店原価を知ることで値引きの妥当性や工務店のもうけを知ることができ、さらに価格交渉をしたいと考える人も多いものです。
システムキッチンの工務店原価のしくみ
システムキッチンの工務店原価は実際にはそのメーカーと工務店の関係に深く依存するものです。
工務店の中にはメーカーの取扱代理店となっている所があり、代理店契約を結んでいると非常に安い価格で仕入れることができます。
この場合の原価は定価の50%や40%となる場合もあり、非常に安い価格で仕入れている場合が多いのです。
但し、代理店契約には販売台数の契約があり、例えば一か月間に決められた台数以上を売らないとペナルティが発生するといったケースもあるため、工務店は重点的にそのメーカーのシステムキッチンを販売せざるを得なくなります。
逆にメーカー側は代理店契約を行っていない公務店に販売する場合には定価の75%というような高額で販売する場合もあります。
その場合は工務店原価は75%となってしまうので工務店側にはほとんどもうけはないことになります。
その為、工務店によってその原価は大きく異なり、それぞれの場合により異なるということになります。
工務店がメーカーと代理店契約をする理由
多くの工務店では特定のメーカーと代理店契約を結んでいることが多いものです。
それは工務店原価を下げることで全体のリフォーム費用を下げることができるので、顧客に対して販売しやすくなることになります。
又、様々なメーカーの製品を扱うよりも特定のメーカーの製品を扱う方が扱い方が同じであるため工事がしやすく、工事の品質を維持しやすいからです。
これらは全て工事費用に反映されますので、より安くキッチンリフォームを行いたい場合には、希望するシステムキッチンのメーカーの代理店をしている工務店に依頼する方が費用が安くできる可能性が高くなるのです。
逆に取り扱いの無い工務店に無理に特定のメーカーの採用をお願いしたりするとその原価が高くなることが多く、工事費が高くなってしまうことが多いので注意が必要です。
複数のメーカーを利用する場合は必ず見積もりを取ろう
又、複数のメーカーの製品を組み合わせてリフォームする場合には、出来るだけ多くの工務店から見積もりを取り比較することが必要です。
それぞれの工務店により製品の工務店原価が異なるので、その工事費はそれぞれ異なってくるものです。
その中からより安い工務店を選ぶことが最も安くキッチンリフォームを行うことができる秘訣です。